自宅の壁に新しい壁紙を貼りたいと思ったことはありませんか?壁紙一枚で部屋の雰囲気は大きく変わります。
壁紙には、事前にのりが施されているタイプ、自分でのりを塗る必要があるタイプ、粘着シールタイプ、水を使って貼るタイプなど、さまざまな種類が存在していて、壁紙の種類やデザインによっては少し特殊な貼り方が求められることもありますが、基本的な手順は一貫しています。
本記事では、DIYで人気のある三つの方法―生のり付き壁紙の貼り方、剥がせるシールタイプの貼り方、輸入壁紙の施工方法を簡単に説明していきます。
DIYで選ぶべき壁紙のタイプ
壁紙を選ぶ際、貼り方によって三つの主要なタイプに分類できます。ここではそれぞれの特徴を詳しく解説します。
1. 事前にのりが塗られた壁紙
このタイプの壁紙はすでにのりが塗られており、パッケージから取り出してすぐに使用できます。ただし、のりは時間が経つと乾燥してしまうため、購入後は速やかに使用することが推奨されます。
2. 再剥離可能なシールタイプの壁紙
再剥離可能なシールタイプは、賃貸住宅にも最適で、特にのりが必要なく簡単に貼れるため、DIY初心者には特におすすめです。
3. 自分でのりを塗る必要がある輸入壁紙
国外からの輸入壁紙はデザインが多彩で、選ぶ楽しさがあります。壁に直接または壁紙の裏にのりを塗る2種類の施工方法があります。フリースタイプでは壁に直接のりを塗れ、再剥離可能な専用のりも使用可能です。紙タイプは広いスペースでの作業が必要となり、一度貼ると剥がすことが困難ですが、価格の面ではお得感があります。
壁紙施工DIYに必要なツール一覧
壁紙を貼る際には、以下の工具が必要となります。
- カッターナイフ:壁紙の切断に使用
- はさみ:壁紙を正確にカットするため
- 角ベラ:壁の隅に壁紙をしっかり固定するため
- ローラー:壁紙を均一に接着させるため
- カット定規:壁紙をまっすぐに切る際に
- なでバケ(押えバケ):壁紙の気泡を抜くため
さらに、自分でのりを塗るタイプの壁紙を使用する場合は、以下の追加アイテムが必要です:
- のり:壁紙の接着剤
- ローラー:のりを壁紙に均一に広げるため
- バケツ:のりを準備・保管するため
壁紙施工のDIYステップバイステップガイド
壁紙の貼り方は一般的に似ていますが、タイプによって少し手順が異なることもありますので、注意深く進めてください。
1. 壁の下地処理
最初に、既存の壁紙を取り除く作業が必要です。この時、電源プラグやスイッチカバーも取り外しておくと作業がしやすくなります。既にある壁紙は、その上から新しい壁紙を貼るか、剥がしてしまうかを決める必要があります。そのまま貼る場合は、壁紙が平滑であることと、のりが付着しやすい材質であるかを確認しましょう。剥がす場合は、のりが付着しにくい壁紙や表面がデコボコしている場合は、カッターを使って剥がす作業を行います。
2. 壁紙のカット
壁紙は使用する前に必要な長さにカットします。特に生のり付き壁紙の場合、カット後に中央のフィルムを剥がして折りたたむことで後の作業がスムーズになります。
3. のりを塗る(輸入壁紙の場合)
生のり付きやシールタイプの壁紙はそのまま貼れますが、輸入壁紙の場合はのりを自分で塗る必要があります。フリース素材は壁に直接、紙素材は壁紙の裏にのりを塗ります。のりは壁紙の端やコーナーに十分に塗ることが重要です。
4. 壁紙の貼付け
壁紙は利き手に合わせて端から貼り始め、ローラーやなでバケを使用して中心から外側へ空気を抜きながら貼り付けます。のりが乾燥するまで少し位置調整が可能です。
5. 余分な壁紙のカット
壁紙を角にしっかり押し込み、カット定規とカッターを使用して余分な部分を取り除きます。カット時にはカッターの刃を頻繁に新しくすることで、きれいな切り口が得られます。
6. のりの清掃
壁紙の端や定規に付着したのりは固く絞った布で拭き取り、完了後はローラーで押さえて壁紙がしっかり固定されていることを確認します。
7. 次の壁紙の貼付け
次の壁紙も同様に貼り付け、継ぎ目がきれいに合うように注意しながら作業を進めます。壁紙が合わない場合は、カットして調整する必要があります。
これらのステップを繰り返し、全ての壁紙を貼り終えたら作業は完了です。
壁紙貼りのDIYで部屋を変身させよう
今回は、DIYで人気のある三つの方法―生のり付き壁紙の貼り方、剥がせるシールタイプの貼り方、輸入壁紙の施工方法を解説しました。
壁紙の貼り方は基本的には同じ手順が多いですが、壁紙の種類によって異なるポイントもありますので、初めての方は特に注意が必要です。
一回壁紙を貼る作業を経験すると、次からはもっとスムーズに、まるで部屋の模様替えを楽しむかのように手軽に行えるようになります。
この機会に、正しい壁紙の貼り方を学んで、お部屋の雰囲気を一新しましょう。新しい壁紙で、空間に新鮮な息吹を吹き込んでみてはいかがでしょうか。