DIY初心者にも扱いやすい！ホームセンターで見つかる軽量木材10選

DIYプロジェクトで重宝する軽量の木材をお探しですか？

また、そのような木材が身近なホームセンターで見つかるか気になっている方も多いでしょう。

本記事では、DIY初心者から経験者までが使いやすい、選び抜かれた軽量木材を10種類ご紹介します。

これらの木材はどれも軽く、扱いやすい特性を持ち合わせており、あなたの次のプロジェクトを一段とレベルアップさせること間違いなしです。

それでは、ホームセンターで手軽に入手可能な、おすすめの軽量木材を見ていきましょう。

木材の密度が重量に与える影響
木材の種類と特徴
DIY向けの軽くて丈夫な木材おすすめ10選
まとめ

木材の密度が重量に与える影響

木材は、細胞の壁と空間の集まりで構成されており、主な成分はセルロース、リグニン、ヘミセルロースです。

これらの構成要素と細胞壁の厚さが木材の重さを決定します。

細胞壁が厚い木材は密度が高く、重くなる傾向があります。

逆に、細胞壁が薄ければ空隙が多く、結果として軽量になります。

木材の密度を示す指標として「気乾比重」があります。

これは乾燥した木材の重さを、同体積の水の重さと比較して数値化したものです。

気乾比重が1を超える木材は水中で沈む特性を持ち、比重が小さいほど軽く、大きいほど重いとされます。

木材の種類と特徴

木材には主に次の3つのタイプがあります：

無垢材
集成材
合板

これらの木材を選ぶ際には、使用目的に適したタイプを選ぶことが大切です。

無垢材： 無垢材は、天然の木から直接切り出される材料で、木の自然な特性を生かした材料です。無垢材は、木本来の湿度を調整する機能を持ち合わせており、自然の木目や感触を楽しむことができます。しかし、大きな木から切り出す必要があるため、価格が高めになることも特徴です。
集成材 ：集成材は、小さな木材を繊維の方向を揃えて接着した建材です。集成材は含水率が調整されているため、変形が少なく、木材が本来持つ弱点を補強し、軽さと強度を兼ね備えた材料です。
合板： 合板は、薄く剥がれた木の板を重ねて接着剤で固定した材料です。合板は積層の方向が異なるため、強度が増すとともに、耐久性が求められる環境での使用に適しています。ただし、接着剤の種類によって耐久性が異なるため、用途に合わせた選択が必要です。

DIY向けの軽くて丈夫な木材おすすめ10選

DIYプロジェクトに最適な軽い木材を7種類、そしてDIYに役立つ木質建材を3種類、合わせて10選を紹介します。

バルサ材 バルサはアオイ目の広葉樹で、気乾比重が0.15〜0.2と非常に軽いことで知られています。非常に柔らかく加工が簡単で、カッターナイフだけで簡単に形を変えることができます。この軽さを生かして、モデル飛行機や小型の工芸品に使用されることが多いです。
赤松赤松はマツ科の常緑針葉樹で、耐久性がありながら加工しやすい木材です。心材は黄褐色、辺材は淡黄白色で、家具や建築材として広く用いられています。特に脂が多いものは肥松と呼ばれ、価値が高く評価されます。
キリ（桐） 日本で広く愛用されるキリは、非常に軽く、加工しやすい特性を持っています。見た目が美しく、家具や楽器などに使用されることが多いですが、時間が経つと色が変わることもあるため、メンテナンスが重要です。
スギスギは日本固有の常緑針葉樹で、建築材としての用途が非常に多いです。加工しやすく、柔らかい材質で、内装や家具にも使われますが、割れやすい性質を持っているため、用途を選ぶ必要があります。
ヒノキ ヒノキは日本の神社や仏閣の建材としても使われるほど高品質な木材です。湿度に強く、耐久性があり、DIYで高級家具や内装に使われることも多いです。
ファルカタ 東南アジア原産のファルカタは軽くて柔らかい木材で、家具や梱包材に適しています。しかし、虫害に注意が必要です。
タモタモは黄白色の美しい木目が特徴的で、家具やスポーツ用具に用いられます。比較的重くて丈夫なため、耐久性が求められるアイテムに適しています。
パイン集成材 パインの小片を接着して作られる集成材は、DIYにおける加工のしやすさと安定性で選ばれます。さまざまな厚みが選べ、家具作りに最適です。
SPF材 スプルース、パイン、ファーを混合したSPF材は、軽くて加工しやすいため、多くのDIYプロジェクトで利用されます。コストパフォーマンスも良いです。
MDF材 MDFは木材チップを密度の高い板に加工したもので、均一で扱いやすいため、DIYでの利用が増えています。耐水性や耐湿性に優れ、家具や内装に幅広く使用されています。